五のことづて

この冬から実践したい、風呂敷の包み方。

虫の鳴き声もいつしか消え、晩秋の冷気を感じる季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
はやいもので今年ももう後ひと月を残すところとなり、今年一年お世話になった方への贈りもの「お歳暮」の時期がやってまいりました。

最近ではお歳暮の贈りものは、手渡しよりも配送でお渡しする人が多くなりました。
本来はお世話になった方のお宅へ訪問してお渡しするものですが、送られる相手も忙しいこの季節、かならずしも相手に時間があるとは限らないため、お互いに負担の少ない配送という手段が多く用いられるようになったのでしょう。

手渡しの場合、確かに予定が合わないと訪問しづらいという面もあり、現代の生活の中で実践するのは難しいかもしれません。

しかし、相手に「この人は丁寧だなぁ」という印象を与えること以上に、お世話になった方とお互いの近況など直接話をすることで、関係をより深めることができるのが手渡しの良いところ。
お歳暮を贈る相手が目上の方の場合だけでなく、普段は中々会えないご家族・ご親戚にお歳暮を手渡ししつつ、ちょこっと顔を見せるというのも、存外に喜ばれるものです。

そんなとき、せっかく用意した贈りものにホコリが付かないように守るのが「風呂敷」。
以前の記事では、風呂敷の基本のむすび方、「真結び」についてお伝えいたしました。

以前の記事はこちら▼
http://gokokuya.jp/blog/detail.php?product_id=475


今日は、この冬実践できる、風呂敷のつつみ方を2つご紹介。
ぜひお手元に風呂敷やハンカチなどをご用意してご覧くださいませ。

1つ目は基本のき「お使い包み」。
この包み方は、風呂敷だけではなく、お弁当の容れ物を包む際にもよく使われます。

はじめに、風呂敷の裏面が表に見えるように広げます。

今回使用した風呂敷はどの角度から見ても可愛らしい模様が見える柄ですが、一遍の隅に大きく柄が描かれているような風呂敷の場合、配置によってはせっかくの柄が見えなくなってしまうので、注意が必要。
向かって奥側に主柄(一番目立つ柄)が来るように、菱形に置きましょう。

そして、その上の中央に包むものを置きます。
今回は70×70cm(二巾)の風呂敷と、五穀屋のきづつみ(中箱)をご用意しました。

この冬から実践したい、風呂敷の包み方。

続いて、箱の手前の布を奥に向かってかぶせます。
このとき、布がたるまないように丁寧にきっちりとすると、後の仕上がりがきれいです。

そして次に、先にかぶせた側と反対の端を手前に向かってさらにかぶせます。

この冬から実践したい、風呂敷の包み方。

この後、左右の端を持ち「真結び」します。
「真結び」の結び方は以前の記事で詳しくお伝えしましたので、ぜひそちらをご覧くださいね。

以前の記事はこちら▼
http://gokokuya.jp/blog/detail.php?product_id=475

また、真結びする際には、余分な布が出ないように内側に折り込むと左右の布がたるまず、きれいに仕上がります。

この冬から実践したい、風呂敷の包み方。

最後に結び目を整えたら完成です。
真結びさえできれば、簡単に誰でもできる包み方ですし、中身もしっかり安定し運びやすくなります。

最後の結び目も、リバーシブルの風呂敷なら裏面を出してアクセントにしても素敵なんですよ。


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2つ目の結び方はお使い包みの応用編「隠し包み」です。

途中まではお使い包みと同様なのですが、真結びでせっかくの主柄が隠れてしまったり、風呂敷に対して品物が大きすぎて結び目が小さくなって不格好で恥ずかしい…という時にはこの結び方がおすすめですよ。

では、実践してみましょう。

この冬から実践したい、風呂敷の包み方。

こちらは、一回り小さな箱を、先ほどと同じように真結びをしたもの。

このままでもよいのですが、結び目がかかって猫の顔が見えなくなってしまったので、猫の顔が見えるように「隠し包み」にしたいと思います。

まずは、奥から手前にかぶせた端を引き抜き、広げます。

この冬から実践したい、風呂敷の包み方。

広げたら、端を手前に引っぱりながら真結びの上にかぶせましょう。

この時、布の折り目がもたつかないように折り込むと、仕上がりが美しくなります。

この冬から実践したい、風呂敷の包み方。

最後に余った端を下に折り込んで完成です。

隠し包みはご覧の通りとても簡単な包み方ですが、主柄が引き立ち、上品な印象を与えます。
安定感もあるので、重い品物もばっちり包めておすすめです。

また、今回は一度「お使い包み」をしてから一端を引き抜いて隠し包みにしましたが、先に結び目を作ってから手前の端を結び目の下に潜らせ、奥の端を手前に折り込んでも同じように包めます。

どちらでもやりやすい方でお試しくださいね。


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いかがでしたか?
今回は、風呂敷を使った2つの包み方「お使い包み」と「隠し包み」をご紹介いたしました。
この冬、贈りものを手渡しでお渡しする際には、ぜひ風呂敷を使ってみてください。

今回のような四角いものの包み方の他にも、細長いものや丸いものに適したいろいろな方法があります。
その他の包み方については、また別の機会にお伝えいたしますので、どうぞお楽しみに。



▼ 今回ご紹介した商品 ▼

「きづつみ」
 2,700円(税込)〜8,100円(税込)
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