五のことづて

芽吹き後の苗を選別して、より大きなアワに育てる「間引き」

6月も下旬、夏至を過ぎてだんだんと暑くなってくるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
水窪の畑では5月に種を播いたアワが元気に育っています。

今日は、よりすくすくと育つようアワを選別する「間引き」の様子をお伝えいたします。


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5月半ばに種を播いてから3週間ほど、6月初旬に芽を出したアワは、6月中旬には畝にそって盛り上がるほと生い茂っていました。

芽吹き後の苗を選別して、より大きなアワに育てる「間引き」

▲ 畝に沿って繁茂するアワ

種播きの際、播きすぎてしまったためか、たくさん生えすぎてしまっています。
アワの苗も、どことなく居心地が悪そうですね。

このままでは、1本1本のアワに栄養が行き届かず、秋の実りが少なくなってしまいます。

そこで、良い苗だけを残して余分な苗を抜き取る「間引き」をすることにしました。

芽吹き後の苗を選別して、より大きなアワに育てる「間引き」

アワは「イネ科」の仲間なので、細長いかたちの平行脈の葉は、イネに似ています。
さらに、水窪の在来種である「ネコアシアワ」には葉の付け根が赤いという特徴があるので、他の雑草と区別がつきやすいんですよ。

見分けが付くようになったら、比較的小さなアワの苗や雑草を取り除きます。
雑草とアワの根が絡み、残したいアワの根ごと抜いてしまいそうになるため、優しく作業をしていきます。

芽吹き後の苗を選別して、より大きなアワに育てる「間引き」

▲ 間引くことにより適度にまばらに生えているアワ

選び抜いたアワは1〜2本ずつ、ジグザグに残していくことで、より大きく成長できるようになるそうです。
間引いた後は、他の苗を抜いた跡の土が柔らかくなっているので、土を盛りあげて手で軽く押しておくことで、根と土が密着して倒れにくくします。

芽吹き後の苗を選別して、より大きなアワに育てる「間引き」

芽吹き後の苗を選別して、より大きなアワに育てる「間引き」

この日の気温は30度前後。
谷間に吹き抜ける風は涼しく、湿度はそれほどありませんでしたが、空気の澄んだ水窪は照りつける日差しがより強く感じられ、皮膚がヒリヒリと痛むほどでした。

水分を補給しながらも、黙々と作業を続けます。


また、作業の合間の休憩時間に日陰で涼んでいると、夏の季語でもある「ホタル」に出会いました。
残念ながら光る様子は見ることができませんでしたが、水窪の自然の豊かさと、環境の美しさがあたらめて感じられました。

▼ 畑の近くに生息するホタル

芽吹き後の苗を選別して、より大きなアワに育てる「間引き」

そして作業すること数時間、やっと1枚目の畑の間引きが完了しました。

▼ 間引きが終わり、アワが適度に生えている畑

芽吹き後の苗を選別して、より大きなアワに育てる「間引き」

こちらが間引きの終わった畑。

1枚目の写真と比較すると、その違いは歴然ですね。
のんびりと葉をのばすことができるアワの苗たちが、こころなしか嬉しそうに見えます。

今回の「間引き」によって、この後も日光を燦々と浴び、ますます大きく成長するでしょう。
この先のアワの様子がますます楽しみですね。

アワの成長は、今後もお伝えして参りますので、どうぞお楽しみに。