五のことづて

水窪五穀ファーム&ダイニング2018 会場となる天空の五穀畑を作付け(後編)

前回から御覧頂いている方は、きっとドキドキして更新を待ってくださっていたのではないでしょうか。

続きのお話に入る前に、まずは嬉しいお知らせ。
なんと前回の記事でお伝えした作付けの様子を、テレビでご紹介いただきました!

▼ 5月27日放送 元気!しずおか人 (SBSテレビ)


五穀屋のプロジェクトについて、テレビ局の方も興味を持っていただけたようで、実は当日取材にいらっしゃっていたのです!
テレビを通じてたくさんの皆様に、五穀屋の取り組みについて知っていただき、大変嬉しく思っています。


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さて、それではいよいよ前回の続きをお伝えしますね。

「畑にシカが入ったらしい」というまさかの一報を受けたのが、作付けの翌々日である5月14日。
電話で話しているメンバーの隣で耳を澄ませながら待つ私。ドキドキです。
すると、話しているその表情がだんだん和らぎ、グッとオッケーサインがでたところでようやく一安心。

電気柵を押し倒して畑の中まで入ったらしく、かわいい足跡が等間隔で畑を横切っていたそうです。

暗くなってから電気柵が可動する設定にしていたため、夕方または明け方に柵を押し倒して入ってしまったのではと予想。
幸いにも種が食べられた形跡がなかったため、これからは無人の間はいつも電源を入れておくこととなりました。

水窪五穀ファーム&ダイニング2018 会場となる天空の五穀畑を作付け(後編)

彼らはとても頭が良いので、電気が流れていない時間や作物の食べごろを見計らっています。
逆に、電気が常についている事が分かれば避けてくれるとのこと。
やはり自然には勝てませんね。

とはいえ、皆さまに素敵なダイニングを見ていただけるよう、シカにもちょっと遠慮してもらいながら無事に育ってほしいです。


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そんなハプニングにも負けず、現在の水窪アワと昔キビはぐんぐんと成長中。
NPO法人こいねみさくぼのみなさんが畑の整備をしてくださった5月27日には、もう芽がでたとの報告が!

まだ小さいのが水窪アワ、こちらが2mまで育つ予定の昔キビ。

▼ 上:水窪アワの芽 / 下:昔キビの芽

水窪五穀ファーム&ダイニング2018 会場となる天空の五穀畑を作付け(後編)

水窪五穀ファーム&ダイニング2018 会場となる天空の五穀畑を作付け(後編)

あんな小さな小さな粒から出た、こんな小さな芽。
この事業に携わる全員が、無事に育ってほしいと心から願っています。
これから3ヶ月間、頑張るんだぞー!と浜松から念を送りつつ、次回の間引き・雑草取りで実際に見られるのを楽しみに待ちます。


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ハラハラドキドキが続いた一週間でしたが、イベントについてもお知らせが。

まずはとても大事な「イベントロゴ」のデザインが正式に決定いたしました。
いかがですか。

水窪五穀ファーム&ダイニング2018 会場となる天空の五穀畑を作付け(後編)

水窪五穀の「五」にこだわったロゴ。
印象の強い「水窪五穀」という漢字を五線譜になぞらえることで統一感を出し、シンプルでありながらインパクトを持つデザインに仕上げました。
さらに下には地図記号の「畑」を五つ並べ、水窪五穀の畑を表現。たわわに実る畑になるよう、願いをこめました。
縦組みのロゴでは、「水窪五穀」を囲うように地図記号を五つ配置し、畑ダイニングで輝く満天の星空を表現しています。

初めて見た瞬間に、「これ素敵!」とビビッときた私としては、決定して嬉しい限りです。
畑の地図記号に色が入ると、黄金色に実る五穀畑のようでさらにイメージが広がりますよね。


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水窪五穀には、今回育てている水窪アワ・昔キビの他に、“タカキビ”もあります。
アワと同じく、その栄養素の高さからスーパーフードと注目を浴びる穀物です。

このタカキビをも糀にしているのが、我らが五穀栽培の師匠 石本静子さん。
実は水窪は、冬の寒い間に自然の糀菌が舞う不思議な土地。
炊いた大豆を囲炉裏の梁に置いておくと勝手に糀菌がつき、お味噌になるらしいのです。
「糀菌は買ったことなんねぇわ」と石本さんは笑っていました。さすが、水窪の魅力は深い。
ただ、糀菌よりも納豆菌の方が強いので、水窪で糀をつくりたい時は納豆は我慢!厳禁なんだそうですよ。


今回見せていただいたのは、水窪五穀タカキビを粒のまま糀にしたものと、粉にしてから糀にしたもの。
あえて皮を残すことで、ポリフェノールが豊富で赤みもきれいな糀に仕上がっています。
この糀には、米澤シェフも一木氏も興味津々。そのままパクリといくつも召し上がっていました。

▼ 上:タカキビの粒から作った糀 / 下:タカキビの粉から作った糀

水窪五穀ファーム&ダイニング2018 会場となる天空の五穀畑を作付け(後編)

水窪五穀ファーム&ダイニング2018 会場となる天空の五穀畑を作付け(後編)

さらにこの粉になった糀は、お湯で溶くとタカキビの甘酒としていただけるんです。
まろやかで溶けていく日本独特のやさしい甘みで、じんわりと癒やされます。
まさに、五穀屋の“からだに美味しい”が凝縮されているような甘酒でした。
もしかしたら、水窪五穀ファーム&ダイニングで、タカキビ糀がお料理かドリンクで使われるかも。お楽しみに。


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そして、我々裏方メンバーの様子もちらり。

毎月行っている定例ミーティングには、いつも約30名ほどの関係者が水窪の協働センターに集合してくださいます。
実行委員会のメンバーはもちろん、米澤シェフ、一木氏、浜松市、静岡県、施工・デザイン業者、サービスオペレーション業者など、各セクションのプロの方々が集まっています。なんとも心強いです。

水窪五穀ファーム&ダイニング2018 会場となる天空の五穀畑を作付け(後編)

こうやって集まると毎回思うことがあります。
普段はメールや電話で確認・連絡をしていますが、顔を合わせてお話することって、やはりとても大事だなと。
体調崩されてないかな、何か心配事はないかな等、メールや電話では汲み取りきれないこともたくさんあります。
あと、何より会えるのが楽しみだったりします。

こうやってご縁を紡ぎながら、一丸となって取り組んでいるんですよ。


定例ミーティングでは、短い時間の中で進捗報告や協議事項などを進めていきます。
今回のイベントは大規模なので、大切な確認事項がたくさん。一つ一つクリアしていかなければなりません。
私の小さな脳みそ一つだけでは容量過多ですが、力強いメンバーそれぞれが役割をもって進行中!
本当に周りの方の力がなければ成し得ないイベントです。

水窪五穀ファーム&ダイニング2018 会場となる天空の五穀畑を作付け(後編)

これからも精一杯進めてまいりますので、また少しずつご報告したいと思っております。
9月3日までどうぞお付き合いくださいね。

小さなアワの粒が大きな穂になるように、皆様のお力を借りながら、イベント成功のためにがんばります。