五のことづて

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

随分とご無沙汰をしてしまいました。
楽しみにしてくださっていた皆様、申し訳ございません。

実は、前回の更新から6・7・8月とたくさんの事がありました。

乗り越えてきた様々なことをぜひお伝えしたいのですが、
まずは9月3日(月)に開催した「水窪五穀ファーム&ダイニング 2018」についてご報告させていただきます。


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水窪家老平の山・風・空に囲まれたこの地でしかできない、一夜限りのダイニング。
当日は雨予報でしたが無事に雨雲が逸れて、青空が見えるほどの天気に。この日ほど「晴れてほしい!」という想いが伝わって嬉しい日はありません。

さらにこの日は初めてドローンを飛ばしまして、こんな素敵な写真も撮影できました。
標高1,100mの会場は、皆様の想像よりも「山」「大自然」という感じでしょうか。

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

朝から気持ちよい陽の光と風を浴びながら準備をし、オールスタッフでゲストのご到着を待ちます。

実は総勢120名以上のの方々が関わっているこの事業。
ゲストに水窪の魅力・五穀の新しい食べ方を楽しんでいただくために、全員で心をひとつにやってまいりました。

準備をしながらドキドキが募ってまいります。

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さぁ、いよいよゲストをお迎えする時間です。

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

総勢60名のゲストは、東京や京都を出発し、浜松駅から約3時間ほど掛けてここまでお越しくださいます。

ご到着されたら、ギャラリーエリアへとご案内。
2015年から始めた水窪アワ栽培の様子やお力添えいただいている地元の方々の活動、
そして家老平の会場が出来上がるまでの紹介パネルをご覧いただきながら、ウェルカムフート&ドリンクをどうぞ。


このピンチョスは、全てこの日のためだけに考案されたメニュー。

ガラスのカップに入っているものは、水窪アワを使ったお豆腐。つるんとした口溶けの中にアワのプチプチした食感が楽しい一品。
そして、五穀屋のよつ割りを使った、酢味噌風の餡を挟んだものと鯵のタルタル。
どれも一口サイズでちょっとずつお楽しみいただけます。

ドリンクには、NPO法人山に生きる会様がご自宅で作られた貴重な山葡萄ジュースを炭酸で割ったものも。
道中の疲れを少し癒やしていただきながら、しばしご交流のお時間。

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

少し日が傾いた17:00に開宴のアナウンスが流れたら、台風を乗り越えて無事に育った水窪アワの畑を見ながら、ダイニングエリアへとご案内。
大自然の中でありながら、非日常的な空間を演出するため、約100坪のスペースをラグジュアリーな雰囲気に仕上げました。
ゲストの皆様から「山頂にこんなおしゃれなものを作っちゃうなんて素敵!」と驚きと賞賛のお声をいただきました。

水窪アワの畑に囲まれて、家老平の風が気持ちよく吹き抜けるテントの下で「水窪五穀ファーム&ダイニング 2018」がいよいよ開宴です。

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

水窪五穀畑に囲まれた、世界でひとつだけのダイニング。

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まずは、五穀料理を作ってくださるシェフのお二人をご紹介。

元Jean-Georges東京 料理長 米澤文雄シェフ。

浅草生まれで粋なお人柄がとても魅力的で、その手から生まれるお料理は美しく美味しく仕上がります。
ご縁のきっかけとなった昨年7月の「Chefs&Champagne NY®」のコックコートを着ての登場です。
昨年のあの出会いが、ここ水窪に繋がった事がとても感慨深いです。

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

そして、2015年ミラノ万博の静岡県主催イベントでご一緒してからのご縁です。
ふじのくに食の都づくり仕事人 懐石いっ木 一木さん。
普段はとても朗らかでお優しいのですが、お料理の事となると目が変わるほど、一つ一つに想いを込めてお作りになります。

ちなみに、お店では一本下駄で調理をされているんですよ。
▶ http://www.wr-salt.com/ikki/home.html

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

さて、一品目はお二人の合作 八寸【種】 水窪家老平の畑 です。
水窪アワや昔キビ、そして水窪の五穀豊穣を祈って、三方に乗せて提供します。
蓋をあける瞬間のみなさまの顔はたまりません。


左上より、一木さんが作ってくださった水窪の郷土料理「胡桃あえ」。茶葉を隠し味にいれるのが特徴です。
右上は、一夜干ししたアマゴのお寿司(一木さん)、その下には雉の高きび糀焼き。この高きび糀は、石本さん自家製です。
そこから時計回りに、米澤シェフ作の水窪じゃがたと燻製クリームチーズとキャビア、
そして、ネコアシアワとクリームチーズにドライトマトとブラックオリーブをまぶして

一品の中で、フランス料理と和食が融合してそれぞれを引き立てあい、絶妙なバランスで仕上がっています。

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

開ける楽しみと美味しい喜びが詰まった、宝箱のような八寸です。


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続いては、
一の穀【風】 キュウリとパイナップルの冷たいスープ 水窪ネコアシアワのマスタードピクルス

キュウリとパイナップルの爽やかさに、ハラペーニョの辛味がアクセントになっています。
フレンチスタイルの五穀の新しい楽しみ方ですね。

水窪の方々に「こんな食べ方したことない!美味しいね!」と仰っていただき、地元の方に改めて五穀の魅力をお伝えできるお料理となりました。

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

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そして、次に米澤シェフがゲストの目の前で仕上げるのは…

ニの穀【音】マスのミキュイ 五穀の香りと触感を楽しんで

マスの皮に見立ててあるのは、水窪アワ。茹でた水窪アワを一度洗ってヌメりを取り、マスと一緒にパリパリに焼き上げます。
その下に敷いているのは、相性バッチリの五穀たち。食感のコントラストが楽しい逸品。
白いお皿におしゃれに盛られた五穀は、米澤シェフの手によって、いつもより少し背伸びしてカッコよく仕上がっています。

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

ゲストが「ニの穀」を食べ終わった頃、周りの霧がかった暗闇からどこからともなく響いてきたのは、太鼓の音色。
震える空気がゲストに伝わり、何が起きたかと驚いた表情をされる方々。
一定のリズムで奏でられる太鼓の音色の方を向いた瞬間、闇夜がライトアップされてその先に浮かび上がったのは…

一夜限りの『水窪五穀ファーム&ダイニング2018』を開催いたしました(前編)

と、ここで後半へと続きます。

水窪五穀ファーム&ダイニング2018は、次にどんなお料理・演出が出てくるのか、どうぞお楽しみに。