五のことづて

五穀屋は五周年を迎えました。

日本人が大切に繋いできた「五穀や醗酵」そして「季節の恵み」をお菓子に込めて、
“五穀屋の想い”をお客様にお届けして参りました。

そんな私達に共感し支えてくださったお客様に、
心より感謝申し上げます。

世界中の食が簡単に楽しめる現代だからこそ、
身近にあるものの良さを改めて見直したいという想いから、
五穀・発酵・旬のものを掛け合わせて
お客様が“ホッとする”、“懐かしさ”、“心安らぐ”といった、
心とからだに喜びをもたらすお菓子づくりを目指しております。

五穀屋は五周年を迎えました。

五穀屋がオープンした5年前。

隠し味として使われたきた五穀(あわ、きび、ひえ、大麦など)や
発酵(酒、糀、酢、醤油、味噌など)の素材を使って和菓子を作るのは、
味のバランスが非常に難しく苦戦をしました。

試作を何度も繰り返し、素材の良さを引き立てながら
食感や味わいをとことん追求して五穀屋の看板商品となった、
山のカタチをモチーフにした雑穀せんべい「山むすび」。

日本人ならおなじみの「おむすび」は、ふところ深い山々への憧れのかたち。
お米の粒感がそのまま残ったザクザクとした軽い食感と素朴な味わいが人気で、
ニューヨークの食祭典や政府主催のレセプションで振る舞われたりなど、
国内外からご好評いただいております。

▶︎昔ながらの知恵のお話はこちら

おいしく食べながらも、心と体を健やかにしてくれる
和の知恵がつまった商品開発は、今後も続いていきます。

五穀屋は五周年を迎えました。

さて、五穀屋では、オープン当初から続いている取り組みがあります。

それは、五穀屋のお菓子作りの原点となる五穀を、
私たちの地元である浜松市北部にある山あいの町
水窪(みさくぼ)で育てるということ。

▶︎粟作りの様子はこちら

水窪は浜松市北部、長野県との県境に位置する山深い山村。
古くから五穀の栽培が行われてきた、歴史ある地域です。

水窪粟との出会いは2014年、おいしい五穀を探していた私たちは
地元に五穀栽培をしているおばあちゃんがいると聞き、
お話を伺いに足を運びました。

五穀屋は五周年を迎えました。

そこで私たちが出会ったのが、
水窪に古く江戸時代から伝わる在来種「ネコアシアワ」。

猫の足のようなかわいらしい形をしており、もちもちした食感が特徴で、
お菓子にしてもおいしい穀物です。

五穀屋は五周年を迎えました。

自分たちの身近にこんなすばらしい素材があったことに驚きと感動があり、
五穀の価値を多くの人に知ってもらいたい、
そしてこの歴史をとだえさせてはいけないという思いから
この取り組みが始まりました。

五穀屋は菓子屋として、和菓子を通して
古来の食材の魅力をお伝えしていきたいと考えています。

今後も、地元の方々にご協力いただきながら、五穀の栽培を続け、
五穀を使ったお菓子をみなさまに、お届けできるよう計画中です。

五穀屋は五周年を迎えました。

五穀屋が大切にしている日本のくらし。

コト、モノ、ヒト、ワガシとアナタ

五穀と発酵の出会い。
それは古くから伝わる日本の知恵。

私達が大切にしてきた季節に寄せる思いと恵みも忘れずに。
奥ゆかしい知恵がめぐりあい、響き合い、結ばれて
からだとこころに美味しい五穀屋ならではのお菓子が生まれました。

おいしく食べながら、心とからだを健やかにしてくれる
お菓子づくりを目指します。

これからも、日本人が大切にしてきた食文化を見直して、
お菓子にのせてみなさまにお届けしたいと思います。

今後とも、何卒ご支援ご愛顧賜りますようお願い申し上げます。